”体は食べ物からできている”
だから安全安心な塩を作っています
大分県佐伯市の米水津間越(よのうづはざこ)地区。日豊海岸国定公園の豊後水道を望み、日本有数のリアス式海岸が続く風光明媚な場所です。
青く広がる海は黒潮の流れが海水を入れ替えるため透明度が高く、県内屈指の美しさを誇ります。
通年でハイビスカスが咲く温暖な気候で、原生林が残る魚付き保安林が海を守り、山からは豊富なミネラルが流れ込む、豊かな自然に恵まれた場所です。
そんな塩づくりに最適な環境がそろった間越の海で、純国産海塩『なずなの塩』は丹精込めて作られています。
体を壊したことがきっかけで始めた塩づくり
株式会社なずなの塩 那波会長は、自身の体を壊したことをきっかけに食への考えを改め、特に着目したのが塩だったと言います。
一般的に流通している精製塩では塩づくりの過程で多くのミネラル分が除去されていることから、大分の海のミネラルバランスをそのままに塩を作ろうと決意。
その志に賛同した仲間と大分県内で良質な海を探し、辿り着いたのが間越の海でした。
海水に含まれる3.4%の塩分を取り出すのは簡単な作業ではありませんが、本物の塩を作るために、日々手間暇をおしまず取り組んでいます。
昔ながらの製法で作る2種類の塩
大潮の満潮時に取り込んだ海水を高所へ送り、網にかけながら太陽光と風力により水分を蒸発させて循環し、塩分濃度を3.4%から15%まで濃縮したかん水を作ります。
10月の終わりから5月までの間は乾燥した風が吹くので、作業に適しています。
太陽の力をかりてつくる てんぴしお
かん水を天日小屋へ送り下段の木桶で水分を蒸発させ、塩分を27%以上へ濃縮し塩を結晶化させます。
こし器にかけて取り出した下段の木桶のかん水を上段の木桶へ移し、2週間から3週間ほどかけて毎日手作業でかき混ぜながら太陽光による自然結晶化をすすめます。
ビニールシート張りの天日小屋は夏場の室温が55度を超える暑さになることもありますが、毎日の作業は欠かさず行っています。
鉄釜でじっくりと炊き上げた あらしお
鉄釜にかん水を入れ、まんべんなくかき混ぜながら薪で2日ほど炊きます。
まずカルシウムが結晶化し、その後ナトリウムが結晶化し、最後にマグネシウムを主体としたにがりが残ります。
こうして完成した塩を一晩樽に入れて寝かせたのち、塩とにがりを分けます。
出来上がった塩は人の手で検品を行い、ひとつひとつ丁寧に袋詰めされます。
当ブランドの商品
なずなの塩 てんぴしお(赤)
海水を濃縮した「かん水」を天日ハウスでねかせ、
太陽熱だけを利用してゆっくりと2週間から3週間ほど
時間をかけて自然結晶させた天日塩です。
1kgパック:2,850円
200gパック:800円